今、メインでやっているMMOはPWなのですが、その前にリネII、その前にROをやっていました。
リネIIもROも良く出来たMMOでした、確かにヘビーゲーマーからするとぬるいクリックゲーかもしれませんが
決して複雑で細かい所までがよく考えられているゲームが良く出来たMMOとは一概には言えないと
思います、マスマーケティングという面で考えると日本にいるヘビーゲーマーだけを相手にしても
商売はなりたたないでしょう(ゲーマー人口なんて限られている)、いかに多くの人に受け入れられるか?
という事が重要だと思います。
話はそれましたが、良く出来たMMOだったので、接続数、ユーザー数共に商売としては成功を収めた(ている)
MMOだとは思います。ただ、両方とも月次課金型でしたので、ゲーム内のアイテムは全てゲーム内マネーで
購入する必要があります。
しかし、だんだんゲーム世界が成熟してくると、ユーザーの平均装備レベルが向上し、普通のレべリングで
普通に買える装備では「同じレベルなのに、同じ狩場で狩りできない」であるとか、さらにより強くという気持ちが
大きくなればなるほどレアを欲しがったりして、膨大なゲームマネーが必要となります。
もちろん普通にお金を貯めたり、儲かるサブキャラを作ってそっちで金儲けをする等という地道な努力をする
事でなんとかなるレベルまでなら実はどうにかなるのですが(ワールド最強とかならいざしらず)、その地道な努力
をする前に誘惑に負けてしまうユーザーがいます。そこでRMTに手を出してしまうユーザーも存在します。
RMTに手をだすユーザーが多ければ多いほど、RMT専門業者がより多くゲーム内に介入し、BOTを使い
ゲーム内マネーを増産し、時には中身入りでBOSSを占拠し、ゲーム内相場をコントロールしはじめます。
よりインフレが進み、ますますゲーム内で必要となる資金がより多く必要になってきます。
悪い虫というのは、なかなか絶つとは難しいもので、いくら運営が潰しても、イタチごっこです
システム的にBOTだけでも潰そうとしてもこれも解析され、イタチごっこです。
そのうち運営も人的リソースの問題もあり、放置してしまったりします。
こういう時一番の手はRMT業者がおいしくない仕組みづくりをする事が重要です。
アイテム課金でお金に繋がる、強さに繋がるアイテムを売ってしまえば、BANに繋がる危ない橋を渡らずとも
強くなる方法を公式に提供する事ができます、そうなればいままでRMT業者を通していたユーザーも
正式なルートでアイテムを購入出来るわけです。こうなるとRMT業者にはうまみはなくなります。
BOTに狩場を占拠され、一般のユーザーが不快な気持ちをしなくても済みます。
相場も安定しやすくなります。
是非運営の方にはこの仕組みをうまく利用して、RMTゼロ、BOTゼロを目指して頂きたいものです。
RMTの何が悪いという方もいます。確かに何が悪いといわれても現在の日本の法律ではRMTという行為自体を
取り締まる事はできません、ですので私なりに何が悪いという話をすると。
一般ユーザーの立場から言えば、BOTに狩場を占拠されるのが迷惑であるとか、RMTとか業者につながりが
ある人間が強い=汚い手を使っている奴が強いのは納得できない、等であると思います。
また社会的というよりビジネス面から捉えると、MMOはある会社ないしは団体が多大な労力=工賃を使い開発を
行い、また運営会社も多大なお金を投入して、そのインフラを支えている訳です。
その人が多大なお金と労力をかけている物の中から生み出される成果物を売り物にして、少ない労力で
お金儲けをする。どうでしょうか?これでもRMTが日本の法律で裁く事ができないから悪くないと言い切れるでしょうか?
簡単に言えば、他人の庭で育てている野菜を勝手にもっていって、自分の家の軒先で売って利益を得ているようなものです。
コンピューター及びネットワークのバーチャルな世界と言えど、その成果物を生み出す源泉はたくさんの人間の努力や
お金を使い成り立っているのです。
私はこの観点で運営が、アイテム課金で物を売る事に対して、今の所何の問題もないと感じています。
またうまく利用して、悪徳業者を追い出していただきたいです。
改めて言います、RMTはNOです!